「娘の事は私が背負っていく!」
そう決意した日から、夫との会話が減りました。
元々時間が不規則な仕事をしていた夫。
更にパチンコ屋通いが激しくなり、家に帰るのは深夜になる事が多くなっていました。
「一人になりたいのかもしれないな。」
夫の行動からそう感じていたある日、夫の職場の人から連絡がありました。
「仕事を退職する事を伝えてきたんだけれど、何か相談はあったかな?」
「あぁ。もうおしまいだな。」
そう思いました。
学生時代から一人暮らしで自炊の経験があったので、娘と二人ならどうにか生きていける。そう、思い決断をします。
「離婚を切り出そう。」
離婚は揉めるでもなく、あっさり進みました。
養育費の振り込みと娘との面会は、たった一度きりでした。
再三娘が会いたいと言っている事を伝えたのですが、2度と会ってはくれませんでした
。娘には本当に申し訳ないのですが、本当の父親は亡くなった事にしようと割り切り、娘との暮らしを必死に生きる日々でした。