悲しい出来事から、少しずつ傷が癒え始めた頃。
近所の若いお母さんが3人目を妊娠しました。そのお母さんは、大きなお腹をして近所のコンビニでタバコを吸う人で…。
哀しみからどうにか這い上がろうとしていた私は辛かったです。
何で…そんな人の所にはポンポン赤ちゃんが出来て私はこんな思いをするんだろう。
悲しかった。
悔しかった。
私、一生懸命生きて来たよ。
何でこんなに試練ばかりなの…。
どうして…。
ただ、一つ望みがもてました。
私、妊娠出来るんだ…!
どうにか1人、赤ちゃんが欲しい。
夫と一緒に我が子を抱く幸せを味わいたい
。娘をお姉ちゃんにしてあげたい。
そう思うようになり、夫とも話し合いました。赤ちゃんを迎えたいね…と。
それから8ヶ月後、再び妊娠。
妊娠した喜びはありました。
が、それ以上にまた哀しい結果になったら
…と、不安で不安で仕方ありませんでした
。不安でばかりいたら、赤ちゃんに良くない。前向きに考えるようにしましたが、不安な日々が続きました。
今回は気付いたのが早く、まだ心拍が見える週数ではなくて。より一層不安が増しました。
心拍を確認する為の診察の日。
赤ちゃん……
、
、
、
心拍が…見えない…。
また1週間後に確認する事になりました。
けど、結果は同じ…。
その日のうちに手術日を決めて帰りました
。
私、赤ちゃんを作ったらいけない人間なのかな…。
私、頑張って生きて来たつもりだったけど
まだまだ、何か足りないからこんなに試練ばかりなのかな…。
赤ちゃん…。
2人も…お腹で殺した…。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
本当にごめんなさい。
早く精算も終えて待ち合いロビーを出たかった。ここでは、まだ泣いたらダメだ!
一度涙が溢れてしまうと声を上げて泣いてしまう…。
必死に涙を堪えました。
手に握ったエコー写真がクシャクシャになっていました。
辛くて
辛くて。
ただただ
辛く 苦しかったです。
夫にも知らせて。
泣きながら車を運転して帰りました。
季節は多忙な年度末。
春でした。
明日は手術という日の夕方。
少し残業をして帰ろうと考えた矢先、下腹部に違和感を感じました。
やっぱり、直ぐに帰ろう。
この判断は正解だったのです。